2009年1月18日日曜日

怒濤の望遠レンズ

私の持っているレンズの2本目のご紹介。
なぜかEF300mm F2.8L USMを持っています。

よく「さんにっぱ」と呼ばれているこのレンズはかなり大きく高価なレンズです。あまりにも値段が高いので中古でもその気になりません。
ところがあるきっかけがあり、私のところへ転がり込んできました。

大きさは128x252mmで重さは3Kgほど。カメラとあわせると4Kg近くになります。

これを持って撮影していると腕が痺れてきます。まあ普通は一脚や三脚を使うのでしょうが、私は手持ちが多いです。

既にこのブログでこのレンズを使って撮影した写真を掲載しています。それは2009年1月12日 (月)「この写真は何でしょう?」の白鳥になります。

このレンズは手振れや被写体ブレにさえ注意すれば「おっ」という写真が撮れてしまいます。

どのように「おっ」なのですが、物理的に明るいレンズなので被写体深度が浅い。特にEF300 F2.8L USMはピントのあった前後のボケが綺麗なのです。あと決定的なのはピントがあっているところは解像度がシャープ。キリッとしています。コントラストも高い。

この画質の良さはレンズの硝材として蛍石を使っているからです。

望遠レンズの場合は色収差により色のにじみが目に付きます。普通は凸レンズと凹レンズを組み合わせて色消し(アクロマート)をしますが、蛍石を使うことでそれ以上の色消しができるのです。

蛍石は異常部分分散の光学特性をもっているからです。他のレンズと組み合わせると色収差を抑えられるのです。だからシャープな写真が撮れるのです。

ただ蛍石は加工が難しいそうで価格も高い。だから普通は買えないレンズとなってしまいます。憧れのレンズと言っても良いでしょう。

EF300mm F2.8L USMを斜め前から見るとレンズ前玉も大きいので、レンズのコーティングの反射もダイナミック!

撮影:Canon EOS10D EF100mmF2.8マクロ

4 件のコメント:

  1. EF300mm F2.8L
    最高の玉です。
    じつはMIXIでのわい氏の写真は、このレンズで撮ったものです。
    50万円は高価ですが、十分その価値があるレンズであると思います。

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  2. わい氏さん、久しぶりです!
    写真撮っていますか?
    あの時のレンズが大活躍中です。最初の数年は高価なために怖くて使えず大切に保管していましたが、今頃になって標準レンズ的に活躍の場が増えました。
    やはり綺麗に撮れます。蛍石は最高です。
    ところで持っていたレンズを放出されたそうで、大きくシステムを変えますか。

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  3. >最初の数年は高価なために怖くて使えず
    私も定価20万円のレンズ、写りは最高なのですが怖くて使えず眠らせたままです。
    >今頃になって標準レンズ的に活躍の場が増えました
    拝見しました。すばらしい写真の数々感動しました。やっぱり道具は使ってナンボですね!
    で、最近マウント替えしました。
    チョイスしたのはズバリKマウントです。
    また大山に写真取りに行きましょう!

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  4. やはり道具は使ってナンボですね!
    私はEOS 50Dを買ってすぐ1万円キャッシュバックキャンペーンが始まりガックリしました。でも、それまでにどれぐらい使ったか?と考えると、白鳥の写真がいっぱい撮れたので納得することができました。それからEF300mmF2.8Lも吹っ切れてドンドン持ち出しています。
    わい氏さんも20万円のレンズを惜しみなく使いましょう。
    小型軽量のKマウントに乗り換えましたか。本体の作りもしっかりしていますし、Kマウントも良いですね。あれ?でも、Kマウントでは20万円のレンズは使えないのでは?
    はい、是非ともまた大山行きましょう。今度は野鳥と風景の撮影で!

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