2014年1月13日月曜日

EF100mm F2.8L IS USM

ここ最近、花の写真などは撮っていなかった。理由はいろいろとあるけれど、花を撮るためのレンズが壊れていたことが一番の理由。

あとカメラがフルサイズセンサーのEOS6Dになって、撮影の感覚や写真のできあがり具合が銀塩の頃と同じために、私の心は躍った。そしてレンズのことが徐々に気になり始めた。ここ十数年はレンズカタログなどを見ないように心がけていたのだが、さすがに限界だ。

心の封印を解き、レンズを調べてみるとEF28mmF2.8 IS USMに目が止まった。やはり新しい設計のレンズは写りが違う。私の持っているレンズはデジタルカメラが普及する前のレンズばかりで、比較すると二十年以上も昔のレンズとは解像度や色のりなどで一線を画する。


そこで買ってしまったCANON EF100mm F2.8L マクロ IS USM。キャノンのゴールドラッシュ[プレミアム]キャンペーンの影響でEF28mmF2.8 IS USMではなく、キャンペーンの対象レンズのEF100mm F2.8L IS USMを買った。やはり1万円のキャッシュバックは大きい。こんな企画でもないとキャノンのLレンズは買えない。この写真はEF50mm F1.4 USM 絞りはf2で撮影。話は違うが、この写真からEOS 6Dのフルサイズセンサーの良さが伝わるだろうか。


マクロレンズなので、これで花の撮影ができるようになった。手始めにEF100mm F2.8L マクロ IS USMを撮影したEF50mm F1.4 USMを撮ってみる。初めてのIS/イメージ・スタビライザー(IMAGE STABILIZER)。最初はこんなものは不要だと思ったが、十分に明かりがなくても、手持ちで歩留まりなく撮れてしまう。ビックリだ。シャッタースピードは1/80で絞りは開放。ISOは4000。全てがフィルム(銀塩)の時代では考えられないこと。テクノロジィによって写真の可能性がどんどん広がる。


雪の日の弓ヶ浜半島から見る大山。無限でも最新のマクロレンズらしくカリッと撮れている。上の黒いのは私の後ろから被さるように出てきた雪雲だ。この撮影の後に雪が降り始めた。

撮影:Canon EOS 6D EF100mm F2.8L マクロ IS USM,EF50mm F1.4 USM

2014年1月10日金曜日

「図書館ごっこ」と「ぼくはここだよ」

思い返すと人との広がりに本が関わっていたことに気づかされる。


私は去年、「NPO法人 本の学校」の会員になり、「生涯読書をすすめる会」に参加した。この「生涯読書をすすめる会」は月一の集まりで、集まったときに各自のお気に入りの本を紹介したりする。

そのため自分の本棚から好きな本を探してみると、本棚の奥の奥の隅っこに「宇宙旅行」(小学館)という本があることに気がついた。かなり古く、すっかり忘れていたので、発見が正しいかも知れない。この本は私が小学生のときに親から買ってもらった本だ。紙はすっかり日に焼けて茶色くなり脆い。そして裏表紙裏(表3)には、私が真似て作った貸出カードのポケットが貼ってあり、そこに貸出カードが入っていた。貸出カードの貸出者には友人の名前が書いてあり、友人に貸し出したことが分かる。懐かしい名前だ。

そう、ことの始まりは小学生のとき。先生の推薦で図書委員になった。それまで私は本に興味はなかったが、図書室の貸出と整理を通して本に興味を持ち始め、気がついたら本を好きになっていた。だから自分の持っている本を使って自宅で「図書館ごっこ」をしていた。そんな私によく友人も付き合って本を借りてくれたものだ。楽しかった小学生の記憶が蘇ってきた。

「生涯読書をすすめる会」で一番最初に紹介する本はこれだと思った。それは「宇宙旅行」(小学館)。もう、買うことのできない本だけど、この本には私の大切な思い出が刻まれている。

そして「図書館ごっこ」の話と「宇宙旅行」を紹介した。どうだろう、良かったのか悪かったのか、次回は30分間で自己紹介を兼ねて何か話をしてくださいとなった。少しビックリしたが、もともと仕事でプレゼンテーションが好きだったので引き受けた。しかし、家に帰って冷静に考えると何を話すのがいいのか。ボキャブラリーが少ない私は読書家の前で話せるワケがないと後で気がついた。後の祭りだ。

こうなると開き直るしかない。コンピュータ以外で話せることといったら、そう鳥だ。野鳥の話をしてみよう。幸い写真はいっぱいあるし、ブログも書いてきた。ストーリーのある写真も撮れた。そこで作ったのが絵本風「ぼくはここだよ」だ。これはKeynoteという、PowerPointみたいなアプリを使って作った。

そして「生涯読書をすすめる会」の皆さまは凄い人たちばかりだ。私の作った作品を貶すことはなく、褒め称えてくれた。人は褒められると有頂天になる。私もそうだ。実際に「ぼくはここだよ」を子どもたちの前で話をしたくなった。

そう考えていると、知っている幼稚園からコンピュータの件で手伝ってもらえないかと話があり、休みの日に幼稚園に行ってみた。話の最後に「長井さんの写真は引きつけられるよね」と言われたので、最近は野鳥にはまっていますと野鳥の写真を見せたあとに、「ぼくはここだよ」を先生方にお披露目した。すると、今度の大山でのお泊まり学習で話してくれないかとなった。

湯上がりのほやほやの子どもたちに囲まれて、プロジェクターで「ぼくはここだよ」を披露するとき。

傍若無人に走り回ったり話しかけてくる子どもたちに話を始めた。打って変わってジッと聴き入る子どもたち。私の話が終わると、嵐のように子どもが私の周りに集まり話しかけてくる。私は感動してしまった。私の撮影した写真で子どもたちが聴き入って、そして友だちのように話しかけてくる。

私の小学生のときと、今が「本」でつながった。

遊びの「図書館ごっこ」、趣味の「写真」、そして仕事で鍛えたプレゼンテーション。それを楽しむ子どもたち。時を越えたような気持ちになる。このときの趣味だったのかとさえ思えてくる。

「本」は時間を越えて人をつなげることができる。紙と字の素晴らしさ。私が作った「ぼくはここだよ」は紙の上ではないけれど、それをつなぎ合わせたのは一冊の「本」。やはり本は素晴らしい。本は永遠だ。


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    会場に来ている子どもたちにラブコール!