まあるい目と大きな耳。
じゃれると出てくる鋭い爪。
冬は暖かいところ、夏は涼しいところ。
お腹がすいたときだけ甘えて、
あとはそんなことありましたかとふらふら。
そんなねこも年をとる。
小さな頭に思い出をいっぱい詰め込んで、
遠くを見る目は、もう見えない。
生まれた時は母のおっぱい。
たくさん飲んで飽きるほど寝て、
一人で歩けるようになって、
いっぱい遊んで、いつの間にか
獲物をくわえて帰ってくる。
それは誇らしげ。
でもねこだから、
私よりも先に老いていく。
いつもの場所で目を閉じて思い出に夢を見ている。
気がつけば、それは私の楽しい思い出。
撮影:CAMEDIA C-2000ZOOM
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