いよいよ、新しいMacBook Proが発売になった。
今回の新MacBook Proは外見のデザインは従来と同じで、Blu-rayドライブになることもなく、一見大きな変化はない感じだったが、特長にThunderboltがあった。
このThunderboltはApple社とインテル社が協力して開発したテクノロジィで、USBなどの外部機器に接続するための新しい規格。最大10Gbpsのフル帯域幅でデータ転送できる。これはUSB 2.0に比べて20倍、USB 3.0で2倍の速さで、5GB程度のファイルであれば数秒で転送できる速さだ。
私はキャノン EOS 7Dなどのデジタルカメラで撮影したRAWデータをパソコンに保管して編集しているが、そろそろMacBook Proで編集を行いたいと思っていた。その時に問題になるのが、MacBook Proのハードディスク容量。そう、全ての写真データを保管しておくほど容量はないのだ。今では2TB以上の容量がないと使えない。
そうなると、パソコンの方で写真データを保管しておいて、必要に応じてMacBook Proへ転送して使うことになる。編集が終わるとパソコンへ転送だ。この転送をネットワーク経由で行うと転送に時間がかかって実用的でない。それならばMacBook Proに直接外付けドライブを付けてと考えると、USB2.0では遅すぎるし、FireWire 800だとパソコンの方にインターフェイスがない。
将来はディスクトップもMacへと考えると、やはり外付けドライブでつなぎ替えて使えるのが現実的。でも、高速なインターフェイスがなかった。
だから、新しい規格のThunderboltを採用したMacBook Proは実に魅力的だ。これで、Mac miniやiMacにもThunderboltが採用されると、かなりイイ環境を揃えることができる。そんな可能性が考えられるようになってきた。だってMac Proはでか過ぎだから。
今すぐには揃えることはないけれど、この新製品にワクワクしている写真好きな人は多いのではないだろうか。
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