2010年2月23日火曜日

コハクチョウの北帰行が始まる

2月21日コハクチョウの北帰行が確認されたとニュースを読んだ。

これから徐々にユーラシア大陸などへ移動が始まる。北帰行が確認された日が例年よりも6日遅いそうだ。何だかそのニュースに私は泣けた。

以前のブログにも書いているが、去年の2月頃に松江市内の通勤路でコハクチョウを見つけて、ブログネタに使えると撮影を始めた。撮影をしていると交通事故に遭うコハクチョウを偶然に撮影してしまった。それが切っ掛けとなって野鳥について興味を持ち始め、野鳥に関する本を読みながら野鳥の写真を撮影することになった。

ブログに野鳥の写真をアップすると、そのうちにフォトコンテストに応募したらという話を各方面からいただき実際に応募をしてみた。

応募をすると、すぐさま賞をいただいた。しかし佳作だった。これはまだ本望ではないと続いて応募をする。その結果、入選や佳作はもらえるようになる。しかし、複数枚の写真で応募するのだが、本当に自分が好きな写真がその中から選定されない。何かが違う。

そんな中、私は懲りずに年末の休みにコハクチョウを撮りに出かける。

雪の降る中、カメラを構えて、これで背景に人が入ると最高だと思っていると、そこに帰宅中の学生の声が聞こえ始めた。慌てて学生の帰り道を確認して構図を直す。そしてタイミングのよい所でシャッターを一枚切った。この写真がカメラ雑誌で評価されて一席となる。これは私の期待通り。違っていた何かが合った感じだ。

タイトルは「通学路」。コハクチョウが手前でいっぱい食事中。そのコハクチョウの後には自転車で帰宅中の中学生。背景は雪の積もった家並み。空間に包むように綿雪が落ちてくる。コハクチョウも、中学生も、そして雪も日常。そんな写真だ。

選者の先生が書かれた寸評も私の狙いをトレースする評価。実にありがたく嬉しい。写真を通して自分のメッセージを伝えることができた。写真の素晴らしさを実感した。

その嬉しくなるカメラ雑誌を手にした次の日、コハクチョウが北帰行するニュースを知る。何だかそれまでコハクチョウは待っていてくれた感じさえする。北帰行が始まるとコハクチョウの数は減っていく。これから春が来るから、次は別のモノを取りなさいと言っているようだ。

撮影:Canon EOS 50D EF50mmF1.4USM (田と田を移動中の写真です)

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    タンチョウで検索して、それからちょくちょく
    拝見させていただいてます。
    カメラにはうといのですがいい写真ばかりですね。
    過去の記事で白鳥の事故のことがありましたね。
    実は私もその時の白鳥の亡骸を道路で見たので
    すが
    その時のショックといったら・・
    どーしよう!?どこに連絡すればいいの!?とか
    おろおろしていましたが何もできず・・
    また見に行ったらもうありませんでした。
    そろそろタンチョウも北に帰るのでしょうか。淋しいですが無事に帰ってくれたらいいですね。
    長文すみませんでした(= =)

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  2. umiさん
    白鳥の死骸を道路で・・・それはショッキングです。泣きたくなりますよね。
    あんな綺麗で優雅に飛ぶ白鳥の悲惨な姿は耐えられません。
    あれから色々と調べたのですが、事故とかを目撃した場合は各県庁に連絡先が用意してあり、そこに連絡をすれば良いみたいです。
    連絡先はまたブログで紹介させていただきますね!
    これからもよろしくお願い致します。
    貴重なコメントありがとうございました。

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