2010年2月5日金曜日

タンチョウの渡り

島根県松江市内にタンチョウが飛来していることは、以前からこのブログに書いて、撮影した写真を小出しにしている。でも、自分がタンチョウについてどれぐらい知識があるかと言えば皆無だ。

今まで撮影してきた野鳥は、撮影の度に野鳥のハンドブックや野鳥の図鑑、またはその野鳥について書いた本を図書館から借りて読んでいる。

私の住んでいる周辺の図書館にタンチョウについての本は無いだろうと思っていたが、何と島根県立図書館に「日本の鶴」という本があった。早速、借りて読んでみると素晴らしい本である。写真も綺麗だが、本当にタンチョウが好きで仕方がない人が書いている感じがする。

あと、YouTube などで見る北海道のタンチョウ求愛ダンスもそんな感じが伝わってくる。それは切なくなるほど。松江のタンチョウで是非とも求愛ダンスを是非とも見たい所だが、残念ながら完全なのは見ていない。

求愛ダンス。今まで2回ぐらいしか撮影に出かけていないので難しいと思うし、私が撮影に出かけている時間帯もそれとは違う気がする。でも、完全でない瞬間の求愛ダンスは目撃することができた。瞬間の求愛ダンスだ。それを求愛ダンスと言うかはさておき、私は少し満足している。

さて、どんなダンスだったかと言うと、嘴で田の泥を突いて食事している時に、その時に間違って相手の足を突いてしまった。

突かれた相手はビックリ。何をするとばかり振り向いた。突いた方は間違って突いてしまったとすぐに気がつき、その時に求愛ダンスのポーズをした。突かれたタンチョウはそのポーズを見て、条件反射のように求愛ダンスのポーズで返した。両方が求愛ダンスの決めポーズで少し固まった。

この固まっている間が、見ている私からは可笑しかった。私にはタンチョウの目が少し宙に浮いている様に見えた。アニメなら後頭部に汗をかいている絵になると思う。

どちらが雄でどちらが雌かは判断が付きにくいタンチョウ。推定でしかないが、私には突いた方が雌で突かれた方が雄に見えた。だから突かれた方が大きな動きだったし、我慢ができたことだと思う。

もし、逆ならばどうだったかって。それはあなた、一回は突き返していたと思う。

そんなタンチョウ(どんなタンチョウ?)。毎日、広い田んぼで離れず仲良く二羽で食事をしている。生まれはこの地ではないけれど、他にはタンチョウは居ないけれど、不安は感じさせない。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM

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