先日、従兄弟が亡くなった。どんな従兄弟だったかというと、私の中では漫画のこち亀の両さんみたいな、江戸風の勝ち気な人だった。
どんな人でも亡くなった後はあっという間の感じで、亡くなったその日に葬儀の予定が決まり、次の日は入棺と通夜だ。
入棺は午後1時から。昼食もそこそこに立ち会った。親戚も集まる中、手際よく旅装束に着替えた。そして棺に入れて貰い、みんなで花で埋め尽くした。
その後は通夜。お坊さんに来て貰ってお経をあげて貰い焼香をした。
次の日は火葬してから告別式。この順番はこの地域だけみたいで、他は告別式後に火葬をする。だから、告別式に間に合っても顔を見ることができない。これは悲しい。できれば告別式の後に火葬ができればといつも思う。
私は両親の葬式をしているので、いつの間にか葬儀の手順は心得てしまった。そして、いつもその時のシーンと重なる。一番辛かったのは火葬の時だった。火葬場では点火ボタンが用意されていて、そのボタンを押さなければならなかった。グッと押すとボッと火がついた音がした。その後は何とも言えない切なさが込み上げてきた。
できれば火葬場には行きたくない。告別式にも行きたくない。でも、それはお世話になった人との貴重なお別れの時。やはり外してはならないと思う。
撮影:docomo SO905iCS
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