マイクロソフト社はWindows 7をベースに組み込み機器向けWindowsをリリースするらしい。
今まではパソコン向け新Windowsがリリースされてから、数年遅れて組み込み機器向けWindowsがリリースされていた。今回はそんなタイムラグがない。何だか凄い!
一部の携帯電話にはWindowsCEが使われていたりする。WindowsXP系の組み込み機器向けWindowsは、お店で使われているPOSレジなどに割と使われている。あまり一般的には意識させられることのない組み込み機器向けWindowsだが、業務系のプログラムを開発している人には、慣れたWindowsの延長で開発ができて気が楽だと思う。
現在、組み込み機器向けOSはマイクロソフト社以外に幾つかあるが、世界的に注目度の高かった米ウインドリバー・システムズ社は今年の6月にインテル社に買収された。この米ウインドリバー・システムズ社はGoogleと一緒に携帯向けOSのAndroidを開発していたそうだ。
あとドコモのNEC製、パナソニック製の一部携帯電話はLinuxを採用しているのは業界的に有名だ。
組み込み機器はパソコンみたいに十分なハード(リソース)ではないから、小さく軽く早く確実に動く事が重視される。しかも電源を切らなくても動き続ける事(固まらない)が求められる。
そんな見方をすると家電機器向けのTRONが軽い。ちょっとしたハードで動かす事ができる。実際に炊飯器やエアコンの中で動いている。
でも、やはり重要なのはOSを使いこなす技術だと思う。そんな意味では多くのIT技術者を巻き込みそうなのはWindowsベースのOS。問題はどれだけスリム化できるか、ハードの多様化に対応できるかだろう。この点についてはWindowsのプロプライエタリでは辛いと思える。
どちらにしても組み込み機器向けWindows 7の登場も楽しみのひとつだ。
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