お客さんからの依頼で見積を作る時、従来と違う考え方で見積を作っても受け入れてもらうには難しい面があります。やはり、従来型のヒアリング、仕様書、開発などの行程を区切って進めるウォーターフォール型が理解してもらいやすいのです。
そして受託側が新しい手法を説明しても、受け入れてもらう可能性は低いです。
しかし、インターネットを使って開発されたオープンソースソフトの多くは、好きな人が楽しく開発していますから、既にウォーターフォール型ではないです。少し作って動かしては改良や機能追加を楽しみながら開発しています。それは仕様書などを紙に書いてもインターネット上では公開しにくいし、それよりもプログラムして見てもらう方が早い。
これらが実績になり、またこの開発手法を情報発信している人も増えました。これにより受託する側が説明しなくても、お客さん側で新しい開発手法を知っている人が徐々に増えてきています。
お客さんもイノベーションしないと生き残れないそんな時代ですから、お金を出す側も勉強しているのです。
さて、手法は理解してもらえても見積となるとまだ解決しないといけない問題点があります。最初に仕様が決まってないので、スケジュールや工数が決まらないのです。お客さんはいくらお金を出したら良いのか、適正な判断ができません。
回答のひとつとして、それは月単価という見積方法を捨て去れば良いのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿