果たしてインターネットによるイノベーションでIT産業の月単価が変えられるのでしょうか。
これについて以前は「パッケージを開発して全国販売を行う」が、ひとつの手法だったと思います。要は下請からパッケージメーカーへとメーカーの位置になることです。これにより月単価が低くなる縛りから脱却できます。そして開発したパッケージがヒットすると、とんでもない月単価となります。まあ、ヒットすれば月単価の計算はしないでしょうね。
さて、そこにインターネットによるイノベーションです。
インターネットの普及により情報の伝わり方や価値が変わりました。
今まで地方の会社はメーカーから情報を得るために特約店などになって、ハードの販売・ソフトの開発をしていました。それがインターネットにより、個の情報発信が行われ情報が溢れるようになりました。別に特約店にならなくても情報が得られるのです。また、自分たちも気軽に情報を発信することもできます。
これにより産業構造が変わってきました。以前は寄らば大樹の陰でしたが、情報収集と情報発信については地域も会社規模もメーカーも対等になるのです。
それは意識をしなければ今まで通りですが、意識をして情報発信を頑張れば、インターネット上では大手やメーカーと肩を並べることができるかも知れない。
インターネットの初頭はインターネット利用者も少なかったので、このイノベーションは分かりにくかったかも知れません。でも、今では新聞やテレビ放送などを脅かす存在になってきているのは皆さんにも感じ取れるでしょう。
若い世代ほど「与えられる情報よりも与える情報の方が楽しい」に気づき始めているのです。
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