このところ政治も含め、リーダーはメンバーから意見を出させやすくして、意見をまとめながら方向を決めていく手法に切り替わっています。実際にトップダウンだと物事が動かなくなってきているのです。不思議ですね。
なぜ、このような変化が起きているかと言うと、トップダウンで動いていた時代は情報がトップに集まっていたのです。だから判断もできるし、メンバーも情報を一番持っていて決断力のあるリーダーの言うことを聞いていたのです。
ところが今は情報が洪水のように流れます。リーダーとメンバーの情報量の格差が無くなってきているのです。即ち機転の利くメンバーからリーダー的な発言や情報発信が増えてくるのです。これによりトップダウンのコントロールは難しくなります。トップダウンの崩壊です。
今求められるリーダーは情報を収集して決断をする能力ではなく、情報を持っているメンバーの意見をまとめ上げて一定の方向へ持って行ける能力なのです。
組織にもインターネットによるイノベーションが起きているわけですから、IT産業の開発手法にも影響が生じています。
0 件のコメント:
コメントを投稿