2011年3月4日金曜日

ITのもの作り

IT(Information Technology)は様々な業種に変革をもたらす。ここで言う変革とは、ITを使って新旧のビジネスモデルを強固にして同業他社の競争から勝ち抜くことだ。

同業種における競争はITが用いられる前からある。より知恵を出して、お客さんの魅力のある商品やサービスを提供する。そしてより多くの売上を上げる。自分がしなければ他の企業や店などが始めてしまって差をつけられる。だから起業のときから、その努力は怠ってはいけない。

しかし、ITは少し前には無かった技術。起業する前からITを使っていれば、ITを使ってより良いビジネスモデルが浮かぶであろう。そこに現実の難しさがある。ジェネレーションギャップだ。だから若手のベンチャーや異業種からITを使って成功する企業が増える。

当然、この現象はIT産業にも起きている。

小さな変革は絶えずあるが、いま大きな変革になろうとしているのはクラウド(Cloud)だ。IT業界で飯を食べている人は、既にその利点や市場規模の可能性に気がついているだろうけれど、IT業界の顧客先もそろそろ気がつき始めた。だからIT業界でも変革が求められる。顧客のニーズに応えられなと仕事がなくなる。

変革を作るのか変革に乗るのか、どちらにしても既にカウントダウンが始まっている。

IT業界全体を見ると、儲かっている企業数は減ってきていると思う。当たり前の話になるが、変革を作ってきている企業は儲かっている。しかし、その変革に乗りきれなかった企業は売上を立てるのが難しくなり、顧客から変革を迫られていると思う。

これは統計を見ての話でなく、同業のIT産業を見て話をしていて感じることだから、全く違うかも知れない。こんな話を書くならば下調べをしてからだと思うのだが、個人のブログなので気ままに書いてみたい。読まれる方が適当に切り捨てて貰えればと思う。

さて、このクラウド(Cloud)。変革を怠っている企業からすると、ただのホスティングサービスぐらいにしか見えない。昔、地域IT産業がオフコンからクライアントサーバへ変革したが、その時はハードを買い換えれば対応できた。しかし、クラウド(Cloud)は提案や活用する企業文化の違いがそのままビジネスの違いとなりそうだ。この差を単純にお金で埋めることは難しい。しかも、競争する範囲は地域に留まらず、全世界で考えなければならない。クライアントサーバの時とはあまりにも違うのだ。だから私はこの波にワクワクしてくる。

どこに降りようか

撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM

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