2010年2月6日土曜日

Symbian OS オープンソース化

携帯電話で使われるスマートフォン用OS「Symbian OS」。ついにオープンソースで公開となった。開発キットなども無料配布されるそうだ。

私はGoogleのAndroidが影響を及ぼしたと考える。先行して市場に投入したマイクロソフト社のWindows Mobile。そしてアップル社がiPhoneを発売して市場に火が付いた。

マイクロソフト社のWindows MobileはOSを携帯電話を作っているメーカーに販売している。今のパソコンと同じようなビジネスモデルだ。それに対してアップル社のiPhoneはOSもハードも自社で開発と販売まで手がける。これはアップル社のMacと同じビジネスモデルだ。

後発であるGoogle社のAndroidは携帯電話向けのOS。Googleらしくオープンソースで無料配布を開始した。これは市場に受けられた感じで、徐々にAndroidを採用した携帯が発売されている。そしてGoogleも携帯の販売を行うことになる。

世界で携帯電話機メーカーとして有名なNokia社。2008年に携帯電話向けOSのSymbian OSを開発していた英Symbianを買収した。このSymbian OS。実は日本の携帯電話にも多く採用されていた。そして、いよいよ、スマートフォン用Symbian OSをオープンソースで公開だ。

携帯電話を作るメーカー、フィンランドのNokia。グローバルな世界で携帯電話を販売して行くには、OSを軸にして携帯を作るしかないと考えたのだろう。そして後発のAndroidのオープンソースに対抗してスマートフォン用OS「Symbian OS」をオープンソースで公開することに。

世界でも技術レベルの高い日本の携帯メーカー。ソフトを軸にどう展開すればよいのか、長期計画を立てて、しっかりと計画をしてもらいたい感じがする。今の日本は携帯電話メーカーに限らず、本流を見ないで、目先の小さな渦で勝負ばかりをしている感じがしてならない。

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