2010年2月21日日曜日

標識鳥(バンディング)

野鳥を捕まえて足輪を付けることをバンディングと言います。

私が撮影した写真にも足輪を付けた野鳥が写っていたりします。そんな写真を見る度にどうやって足輪を付けたりするのだろうと気になっていました。麻酔銃を撃って寝ている間にバンディング?う~ん、猛獣では無いですからそれはなさそう。主に網を使って捕まえるのでしょうね。

そこでネットで調べてみるといくつかバンディングについて情報が掲載されていました。

サイトからの情報では、かすみ網で捕まえてバンディングするそうです。しかも暫く放置。まあ、かすみ網の近くに人がいたら野鳥は飛んできませんから、その場を離れるのでしょう。

う~ん、でもそれって、かすみ網にかかっている間に外敵の餌食になるのでは?また、逃げようとして羽を痛めたりしそう。このことは野鳥にとって大変なこと。そして凄いストレスではないですか。まさに命がけ。

また、首に標識を付けている野鳥の写真を見たことがあります。日本のトキはGPSバックを背負って飛んでいます。

野鳥はとてもきれい好き。ダニなどを落とすために水辺で水浴びを良くします。だからいつも羽は綺麗です。実際に汚れた野鳥は見たこと無いでしょう。落ち穂を食べている白鳥や丹頂を見ていると徐々に泥で汚れてきますが、その後に手入れをしていると思います。カモは食事以外の時はいつも羽を手入れしています。だからカモの写真は羽を手入れしている写真が多いです。

そんな標識やGPSを付けていたら、その部分が手入れできない。それに気になるでしょう。自分だって腕輪や首輪、足輪を付けて外で生活をしていたら、その部分はタダレてしまいそう。

求婚の時も雄は一生懸命に雌にディスプレイをする。なのに首輪が巻いてあるとどうでしょう。それにより結婚が決まらないかも知れない。それ以外にも縄張りを守るために喧嘩をしないといけない。あと渡り鳥はとんでもない距離を命がけで渡る。少しでも体力を使わない飛び方の知恵がある。

猫に首輪を付けても、その首輪は定期的に交換します。時々どこかで引っかけて無くして帰ってくる時もあります。もちろん、お風呂の時は外します。毎日が一緒の猫では首輪のメンテナンスできますが、バンディングした野鳥全てには無理でしょう。

野鳥に標識を付けることは重要なことかも知れません。でも、今の手法ではあまりにも人間本意だと思えました。

そして鳥たちは喋ります。人間はバンディングするから心を許すなと喋っているかも知れません。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

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