通信と放送の融合法制は来年の通常国会へ提出になるそうだ。
元々通信は一対一で通信の秘密性などが求められていた。放送は一対多のために、放送内容等について多くのルールが求められた。しかし、今はインターネットで通信と放送の境界線が技術的になくなってしまった。通信が一対多で放送と同じ効果を生むからだ。
インターネットで凄いことはこれだけではない。今までの放送は「作り手」と「受け手」が明確に分かれていた。しかし、「受け手」が「作り手」になれるのだ。ブログやYouTubeなど、受け手側が作り手となって情報を発信している。
もうひとつ凄いことは放送だと放送エリアが決まってくる。それは電波が飛ぶ距離に限界があるからだ。そのため日本国内にいくつも放送局があってそれぞれ電波を送っている。しかし、インターネットのエリアは全国どころか全世界へ情報を発信することができる。
このインターネットの活用によって放送局のビジネスモデルは変化を受け始めている。
通信と放送の融合法制は現状を定義することと、放送局のインターネット進出とインターネット事業者へのルール作りが中心になりそうだ。どちらにしても、著作権法との絡みもあって、大変な融合法制作りとなりそうな気配を感じる。
0 件のコメント:
コメントを投稿