2009年2月1日日曜日

私のデビューは!(その4)

帰って来られた社長さん。この人も大橋巨泉風の人柄の良さそうな感じの人でした。
お客さんの私たちを見ながら「うん。良かったよ」と専務に答えて、私たちに「パソコン持っているの?」と聞いてきました。

「いえ、持ってません」と答えると、「パソコンは高いからね。身近に使えるようにと思ってお店を出したんだよ。気になるパソコンを使ってみたら」と言われました。

そして社長は「専務、どんなパソコンあるか説明した?あそう、説明した。オッケー」

そして私たちに「富士通のFM-8だと入門書が付いているから、それを読みながら勉強できるよ。どぉ?」と言われました。

私は入門書があると聞いて安心しましたので、「それじゃFM-8を1時間ほど使ってみます」と言って一緒に来た友達を見ました。友達も仕方ないかという顔をして二人で借りることにしました。

専務と一緒にカウンターに行き、「それじゃ今から一時間ね」と、よく駐車場の受付で使っているタイムレコーダと同じ機械に受付の紙を入れてガチャン、ガチャンと現在時刻を印字してもらいました。

さあ、そうなると気持ちが焦ります。1時間の間にどれぐらいパソコンが使えるか。全くの未体験です。私たちは時間を気にしながらFM-8 F-BASIC入門と書いてある富士通製の本を受け取り、各々FM-8が置いてある机に座りパソコンの電源を入れました。

画面にFUJITSUなんちゃらと表示があり「Ready」と表示されました。あとは命令を与えるか、プログラミングをしなければ、パソコンは何もしてくれません。

私は受け取ったFM-8のF-BASIC入門書を開き読み始めました。

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前回の話(その3)

撮影:Canon EOS10D EF28mmF1.8 USM

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