2010年12月8日水曜日

カキンとヤキンとスイキン

鳥インフルエンザのニュースで登場する単語として「家禽類」「水禽類」がある。
家禽類は卵や肉を目的として飼育される鳥のこと。主にニワトリ(鶏)、アヒル(家鴨)、キジ目のシチメンチョウ(七面鳥)などを言う。そして家禽の反対語は野禽だ。野禽は野鳥のこと。水禽類は野鳥の水鳥を言う。主にカモ(鴨)やガン(雁)だ。

現在、鳥インフルエンザは水禽類が宿主となって家禽類に伝染をすると言われている。今回はカモなどの水禽類の糞から、スズメなどの野鳥経由でニワトリに感染したのではないかと推測されている。ここで重要なのは宿主となる水禽類では発病しないとのこと。それでは水禽類でないスズメは?と気になってくる。

身近なところに水禽類の糞があり、糞などを経由して鳥インフルエンザがニワトリに伝染する。何だか野鳥の撮影に出かける足が重くなる。
鳥から人に直接伝染しないと言われている鳥インフルエンザ。何かのきっかけで鳥から豚へ、そして人へと伝染するかも知れない。

また、野禽では発病しないのは家禽に問題があるのだろうか。根本的な原因は人が作っていると思えてくる。鳥インフルエンザ。多くの課題を人に投げかけてくる感じだ。

去年の冬、島根県安来で撮影

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM

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