2009年8月31日月曜日

消費型の時代にお別れしよう

お金を使ってモノを買えばいい。という大量消費型の時代は終わったと言えるのではないか。

大量消費でなくなるということは、モノを大切にして地球資源に優しいエコなことで、本来喜ばしいことになるハズ。でもそうなるとモノを作って販売していた企業はどうなるのか。仕事が減り、職を失うことにつながるのではないか。

今は国の景気対策として、エコな製品を買うとエコポイントが付く。しかも高額商品ほどエコポイントは増える。この考え方はエコとはつながらないが、消費することで景気を良くする狙いだ。エコという響きが良かったのだろうが、本来は景気対策ポイントだろう。

何れにしても私たちの払っている税金でポイントがつく。これは凌ぎの緊急対策だ。いつまでも続ける訳にはいかないので、エコポイントは期限が切られている。そのため期限が切れる前には何らかの次なる景気対策が必要だ。

元々、日本は石油資源はない。石油資源を使ってモノを作っているからには輸出は必要。それは石油の輸入ができなくなるから。だから内需拡大しても緊急対策の延長でしかない。

石油資源を使わない、また日本国内で調達できる資源でモノ作りを行うのならば内需拡大は効果がある。

そろそろ消費型産業にお別れを告げて、どこで食べていけるか、どんな職種があるのか、新たな考えを持って切り替えていく必要があるのではないだろうか。

少子化が進んでいる。これは本能から来るところではないかと私は考えている。人間と比較するべきではないかも知れないが、野生の動物は食べるものが少なくなると自ずと減少する。きっと人間の場合は明日への不安があると、潜在意識の下で防衛本能が働いてその結果ではないかと思ってしまう。

とは言え、急には生活を変えることは難しい。先ずは価値観を変えるところから始めて、それは急ではなく自然な感じで生活スタイルを変えていく。その影響で経済の成り立ちが変わってくると思える。それには世代交代が必要だから半世紀はかかるだろう。そんなスパンで物事を考えてみるのも良いかも知れない。

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