国のガイドラインに従ってドコモは来年4月から出荷する携帯端末について、SIMロックを解除できるようにするらしい。これは事件です。あ、でも国のガイドラインに従う話なので事件にはなりませんねぇ(笑)
今までドコモやauやソフトバンクなどのキャリアは通信回線と携帯端末とサービスを合わせて提供していました。しかし、SIMロック解除によって携帯端末がキャリアから切り離されます。
もし、全てのキャリアがSIMロックを解除して共通のSIMで通話やデータ通信などができると、例えばドコモSIMを持っている人はiPhoneにドコモのSIMを差すとドコモの契約で通話や通信ができるようになります。
携帯端末によってはiモード(iモードメール含め)などのサービスが利用できない場合も考えられますが、iPhoneをバリバリ使っている人にはあまり影響はないと思われます。だってiPhoneはパソコンメールも使えます。だって元々iPhoneはキャリア限定のサービスは使えませんから。
ドコモの回線を使いたい人はドコモと契約してSIMをもらう。auが良い人はauと契約してauからSIMをもらう。ソフトバンクを利用したい人はソフトバンクのSIMを・・・。
そして使いたい携帯端末を家電店などで購入。それにSIMを差す。回線使用料はそのキャリアに払う。かなり自由な環境になります。
ただ、ガラパゴスと言われていた環境が壊れることになります。海外の携帯端末がドンドン入ってくるでしょう。日本の携帯端末を作っているメーカーはそれに打ち勝てば海外へ売ることができるし、負けるとその市場から撤退へと追い込まれそう。
できればSIMロック解除が始まるまでに世界に通用する携帯電話を作ってもらいたいところですが、その背景にはアップル社の携帯端末の勢いがあって、それに押される感じのSIM解除ですから、日本の携帯端末を作っているメーカーは大変厳しい状態へとなるかも知れません。また、携帯ショップもビジネスモデルを変えないといけないかも知れません。
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