半年前は2TBのハードディスクは15,000円ぐらいだった。最近は9,000円前後に値が落ちてきた。
野鳥などのデジタル写真はハードディスクに保存している。それもRAWと呼ばれるファイル形式で保存している。このRAWは撮影した情報をそのままファイルにしているのでファイルサイズが大きい。それに比べJPEG形式のファイルだと圧縮されてファイルサイズは小さい。
私がJPEG形式で保存をしないのは、JPEG形式だと画質が劣化していることと非可逆性圧縮方式だからだ。そして一番の理由はRAW形式だと画質調整のできる範囲が広い。カメラの受光素子に写った情報をそのままファイル保存する。だから少し暗めに写ったり、色が変であっても、かなり調整ができたりする。
メインで使っているカメラ Canon EOS 50D のRAW形式のファイルサイズは一枚20MBぐらい。
去年は連写で野鳥の写真をよく撮った。だから、どんどんハードディスクの容量が減ってくる。そろそろバックアップのことも含めてハードディスクを購入した方が良さそうだ。と思って半年が経った。
そこで冒頭に書いた2TBのハードディスクを購入することにした。モノはWESTERN DIGITAL WD20EARSだ。ただ、Big Sectorと言われる4KBセクタのため、古いOSでは使えない。主にWindows 7やWindows Vista向けとして販売している。Windows XPはユーティリティソフトを使って対応できるそうだ。
さて、実のところ写真編集用として使っているパソコンはWindows XPだ。Mac版の写真編集ソフトは持っていない。だから、WESTERN DIGITAL WD20EARSの購入にあたり、少し躊躇したが値段が安いので購入することにした。
ハードディスクが届くまで、Windows XPで使うユーティリティソフトについてネットで調べてみた。
分かってきたことはWindows XPで使うためにはWD Align UtilityというソフトをWESTERN DIGITAL社のサイトからダウンロードして使うか、ジャンパピンをショートして使う必要があるらしい。しかし、具体的な作業手順については情報が分かれており判断ができない。
そこで一番確かなWESTERN DIGITAL社のサイト情報を頼りに考えてみることにする。
英文なので読み間違えを起こしそうだ。
私なりの作業手順の解釈。
1.WESTERN DIGITAL WD20EARSをパソコンに組み込む。
2.Windows XPで1拡張パーティション、1論理区画でフォーマット(約6時間)
3.WD Align Utilityでパーティションを最適化する(約19秒)
以上。
ポイントはフォーマットしてからWD Align Utilityを使う点。今までの経験ではWD Align Utilityを使ってからフォーマットしたくなるが、私の解釈ではフォーマットの内容を変更(最適化)するソフトなのでフォーマットしてから使う。この点が重要だ。
これをWD Align Utilityを使ってからフォーマットすると初期化されてしまって、WD Align Utilityを使っていないことと同じ状態になる。
実際、上記の手順を行いアクセススピードをテストした結果は下記の通り。
(WD20EARSのアクセススピードは早い)
なお、1.5TBのデータをコピーしてからテストすると結果は下記の通り。
(空き容量が少なくなるとスピードは遅くなる)
1プラッタあたり667GB。かなり高密度。そのため2TBの容量でも3枚のプラッタで済んでいる。他のメーカーは500MBなので4枚のプラッターになる。あと、このドライブの回転スピードは公開されていない。5,000回転ぐらいという噂があるが、プラッターの密度が高いのでアクセススピードには遜色がない。その分、発熱量と消費電力が低くなる。エコの時代にあったハードディスクだ。
撮影:docomo SO905iCS
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