今月発売されるフルモデルチェンジの日産マーチ。なんと3気筒エンジンを積んだモデルがあるそうだ。狙いは低燃費。1200ccエンジンでリッター26Kmぐらいになるとか。
エンジンは多気筒ほど静かで低振動だ。それは一回あたりの爆発力が小さくなるのと、回転する時の回転バランス。だから軽自動車も2気筒から3気筒、そして4気筒に変わった時代があった。
しかし、時代はエコ。多気筒化すると部品点数も増えてエンジンは重くなる。ましてピストンが動くための抵抗がある。フリクションロスという。だから、軽自動車は4気筒から3気筒へ戻り始めている。エンジンの振動や騒音よりも燃費なのだ。
そしてエンジンの電子制御の進化によりアイドルストップもできるようになった。その他の多くのエコ技術を採用した新型マーチはリッター26Km。いつの間にか軽自動車よりも燃費が良くなっている。
#そろそろ軽自動車にもアイドルストップが必要かも知れない。
こうなると軽自動車の枠とは何かと考えてしまいそう。これからは車体の大きさや重量、排気量で税金のクラスを決めるのではなく、燃費で税金のクラスを決めると良さそうな感じがしてきた。エコに対して購入時の補助金よりも効果を出せそうな気がする。
エンジンやハンドリングで評価していた車の価値観が、燃費や電子制御への価値へと変わるのは寂しいが、人や物を運ぶというテーマに対しては正しいと思う。まあ、将来は電気モータで見えないレールの上を自動で走るのが究極のモバイルカーとなるのだろう。きっと、そこへ向かってテクノロジーは向かっていると思える。
0 件のコメント:
コメントを投稿