ついにAppleのモバイル広告ネットワーク「iAd」が7月1日で配信が始まった。
実際にいくつか無料アプリを使ってみると、無料アプリのひとつに広告が表示された。それは画面最下行にバナー広告を表示する。そして広告をクリックすると、画面全体が広告に切り替わる。また、広告をクリックしないでいると他の広告に順次変わる。
私は今までにあるバナー広告と同じなのでビックリした。実はもっと凄い物を期待していたからだ。
良くも悪くもiPhoneで見るiAdの広告は邪魔ではない。ごく普通のバナー広告と同じ。まあ、OSレベルで表示(サポート)される点とHTML5で実現する点。そしてApple社が広告業界へ参入する点。イノベーションとしては広告業界に参入する点だろうか。
それにしても、この動きで広告業界はIT産業に対する認識が変わったと思える。そう、IT産業はインターネットを武器にして他業種へ参入する可能性があると。事実、GoogleやAmazon、楽天、クックパットなど、生い立ちなどから考えるとIT産業から成長したと言っても良い。
でも、それらの企業はIT産業からみると、ごく一部の企業だ。マイクロソフト社も含めて多くは従来のビジネスモデルの中にいる。
今後はiPhoneやiPadなどの類似したハードだけにとどまらず、特化したハードが目白押しに出てくるだろう。そのハードと一緒にIT産業の市場は広がりそうだ。そのハードが既存の市場と被っていると、そこには新たな競争が生まれて市場が活性化すると思える。
私はどっちが勝ではなく、その市場がどうなるかの方が大事だと思う。
その市場を成長させるためには、またはその存在意義は、その人のしたいことは、などなど、多くのことを考える人ほど、今後は好きなことができそうな気がする。
さて、話を広告産業へ戻すと・・・、広告は新聞や雑誌からテレビへ移り、インターネットや携帯(モバイル)へ少し移った。これからこの流れは加速するだろうから、今まで広告で生計を立てていた企業は誰と共存するべきかを考えないといけないと思う。新しいビジネスモデルは人との組み合わせで生まれると思うから。
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