2011年12月13日火曜日

本当のエコとは?


今年3月11日、東北震災で家や車や飛行機が流されている映像を見てから、自分の中で何かが変わった。それは節電しなさいとか、太陽光発電とか、風力発電の代替エネルギーの検討など、今まで良しと思っていたモノが「?」に変わってしまった。

太陽光発電のエコ。

各家庭にソーラーパネルを設置して発電する。当然、設置するのにコストがかかる。太陽光発電の業者からは「電気を売ると3倍の値段で買い取ってもらえます。だからローンを組んで支払に充てることができます」と説明を受ける。へぇ〜と思って、電力会社からの請求書を見ると「太陽光発電促進付加金」としっかりと上乗せされている。これは太陽光発電が普及すると高くなるということだろうか。

より発電コストがかかるのは、エコなのだろうか。

少し前まで原子力発電は発電コストが安いと言われていた。だから資源の乏しい日本には向いているのだと。でも、実際は一番コストが高くなりそうだ。それは原価計算の中には廃炉費用や使用済み核燃料の費用などが含まれていない。夢の高速増殖炉「もんじゅ」などの研究開発により、新しい技術を開発することで使用済み核燃料の再利用ができて、コストは解決できるのではないかとされている。しかし、世界中でその研究の目処は立っていない。

原子力発電を止めると発電コストが上がる。それは電気料金が上がることだと話がある。

それは当然だ。発電を止めた原子力発電の廃炉費用が発生するからだ。元々コスト計算されていない、廃炉費用を支払いつつ、発電を止めた原子力発電所の建設費用などを払い続けないといけない。始めから原子力発電がなければ、電気料金は上がらなかったかも知れない。

エコの筈の原子力発電。実は環境破壊を伴いながら、何百年も放射能汚染という負債を作り続ける。

車のエコ。

ハイブリッドカーや充電して走る電気カー。電気モータで走るためのバッテリーが高額だ。だから車両価格が高くなる。今なら国の補助金で充当されるが、それでも車両に見合った価格にはならない。ガソリンが少なくて済む、ガソリンを使わない、など見えているメリットはあるが、そのガソリン代で車両価格差を埋めるほどは走らない。貴重な金属を多く使う。

LEDのエコ。

節電のためにLEDに変える。節電になるのは電球から交換したとき。実はインバータ式の蛍光灯からの交換は電気代が変わらない。そのため、LEDを作っているところは明るさを暗くすることでエコを目指す。同じ明るさ(ルーメン)なら、インバータ式の蛍光灯と同じ消費電力か、それよりも消費電力が増える。そのためスポット光で、光を絞って消費電力を落としていた。だからスポット光でない全体が明るいLEDは節電になるとメーカーは謳っていない。

風力発電のエコ。

建設費用にコストがかかる。壊れると大変だから日頃のメンテナンスがかかせない。近くの海岸沿いにいくつか並んでいるが、残念ながら全て回っているところを見ていない。回すとメンテナンスコストがかかるから、回してないとも聞く。

紙のエコ。

リサイクルの紙を使う。実は古紙の回収と再生するのコストが多くかかる。だからリサイクルの紙は普通の紙よりも高くなる。ここにコストをかけるならば、植林にコストをかけるべきではないだろうか。

生きていくためのエコ。

目の前の提示されたエコで考えるのではなく、その裏にある本当のコストを意識して、よりコストがかからない生活を模索する必要があるのではないだろうか。我々は生きていくために、正しいエコ知識を身につけなくてはならないと思う。


撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM

2011年11月7日月曜日

安来白鳥ロードで真雁

安来白鳥ロードには白鳥以外の冬鳥も訪れます。

本日(11/6)も雨でしたが、白鳥たちは元気に食事中。

白鳥たちを見ていると真雁(マガン)を発見! あ、みんな私を見ている。超警戒中です。

私が近づき過ぎたので真雁たちは警戒の声を出して飛び立ちました。彼らは白鳥より警戒心が強いです。きっと過去に人間達が酷いことをしていたのでしょう。

怒りながら向こうの田に飛んでいきました。せっかくの食事中をごめんなさい。普段はかわいい声で鳴きながら飛んでいますが、この時は「プンプン」みたいな鳴き声です。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF300mm F2.8L USM

2011年11月5日土曜日

安来白鳥ロードの白鳥たち

今日は雨でしたが、安来の白鳥ロードへ行ってみました。すると水田があり、そこには白鳥たちがいました。

まだ少ないですが、今年も安来の水田で白鳥と再会です。

空が赤くなる頃、西の空から次々と白鳥たちが飛んできました。

私のすぐ上をひゅひゅと。

もうすぐここにも夜が訪れます。

明日もいい一日でありますように。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4

2011年10月26日水曜日

米子水鳥公園の白鳥

10月22日は島根県安来市の白鳥ロードへ行き、その足で鳥取県米子市にある米子水鳥公園へ寄りました。本日のブログは10月22日の写真です。

時間は午後4時半ごろ。夕日で赤くなり始めています。望遠を使うには少し光が足りない。

この時間の空は夕日と雲で空はダイナミックな動きです。刻々と表情を変えます。

白鳥を発見。鴨の群れの中にいました。私が近づくと向こうへ離れていきます。

気を取り直して少し場所を変えてみると、今年も見ることができた米子水鳥公園での白鳥の食事姿。

顔が泥でまっ黒です。この白鳥は私を警戒することなく、しばらくは近くで食事をしていました。ひょっとして去年も会いましたか?

去年(2010年10月24日)のブログはこちら

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2011年10月22日土曜日

安来の白鳥ロードに白鳥がっ!?

先週のニュースに米子水鳥公園には8羽の白鳥が飛来していると掲載されていました。そこで、本日は島根県安来市の白鳥ロードに白鳥が飛来していないか、気になりましたので行ってきました。

ここは白鳥が飛来する時期になると、水田になって白鳥が集まる場所です。まだ、刈り入れが終わっていませんね。あともう少しです。残念ながら白鳥の姿は見えません。

冬場には白鳥が多く集まっている所を見て回りましたが、やはり水田がないと白鳥は飛来しないのでしょうか。

これならば米子水鳥公園に行けば良かったと思いつつ立ち竦んでいると、頭上の後方から懐かしい鳴き声が聞こえてきました。

びっくりして見上げると、すぐ上に白鳥たちが羽ばたく音を立てて、私の見ていた方向へ飛んで行きます。手が届きそうに近い近い。今年もこの場所に帰ってきたんだ。

どこへ飛んでいくのだろうと見ていると、毎年白鳥が集まる範囲内で周回していることが分かりました。

その内に私の頭上を目がけて飛んできました。ここは通り道?不思議な縁を感じながら、安来に来てみて良かったと嬉しくなりました。

この写真は頭上を通過する直前の写真です。やはり冬場に見る白鳥と違って、飛来したばかりの白鳥は痩せています。命をかけた渡りだと思います。そこまでして渡りをしないとだめなんだと考えさせられます。

そして白鳥はまだ降りられないと判断したのか、降りることなく松江の方向へ飛んで行きました。松江には水田があるのだろうか。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2011年10月13日木曜日

iOS5エラー


10月13日午前2時過ぎにiPhoneの新しいOSであるiOS5がリリースされたが、私は午前2時を待つことなく寝ることにした。翌朝、iPhoneをMacBook Proに接続をしてiOS5へアップデート作業。

前日にiTunesをアップデートとバックアップをしていたので、すぐにiOS5のダウンロードが始まった。そしてダウンロードが終わり、次はMacBook ProからiPhoneへiOS5ファイルの転送。それからiPhoneの再起動が始まった。もうすぐアップデートが終わると思ったところでiOS5エラーの発生。

初めてのiOS5エラー。目が点になった。英語でメッセージが表示される。

どうやらメッセージには、MacBook ProのMac OSもアップデートして再起動してやり直せと書いてある。先日、Mac OS Lionはアップデートの確認をしたばかりだ。「アップデートの必要性があるのか?」と思ったが、メッセージ通りにすることにした。

アップデートの確認をすると、なんとMac OS Lion本体のアップデートがあった。アップデート内容を確認すると「iCloud対応」と書いてあった。なるほど、MacもiCloud対応する必要性があると納得したが、タイミングがiOS5と同じかとも思った。

まあ、それはさておき、Mac OS Lionのアップデートをして、iPhoneの新しいOSであるiOS5のアップデート再作業をすると、すんなりとアップデートが完了した。ふぅ、一安心。

これで私のiPhone4はiOS5になった。iCloudかぁ。

このあと、iPhotoも更新ありました。

安来白鳥ロードの田んぼ

10月10日は久しぶりに島根県安来市にある白鳥ロードへ行きました。

去年は10月下旬ぐらいに、白鳥たちは飛来していました。当然ながら、この日は白鳥の姿は見ることができません。と言うか、田にはまだ稲が・・・・。

そうそう、去年も稲刈りは遅かったですね。白鳥が飛来するタイミングでギリギリ水田になっていました。今年もそんな感じでしょう。それでもここは白鳥のために水田にしてくれる貴重な田んぼです。感謝!

この稲が、少しだけ落ち穂となって、白鳥たちのお腹を満たします。白鳥たちには貴重な食料となります。特に渡ってきたばかりの白鳥たちは、落ち穂は栄養価が高く疲労をとるためにも必要です。今年も無事にお米ができました。

 あともう少しで白鳥の飛来です。

 撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF50mm F1.4 USM

2011年10月8日土曜日

気がつけば中海にカモたちの群れがっ!


今年もいつの間にか冬鳥たちの季節になった。去年のブログを見ると10月末には白鳥たちも飛来していた。もうそんな季節になったと思うのと同時に、一年が年々と早くなると感じる。

今年は仕事が忙しく、冬鳥の撮影に行けるのだろうかと不安になるが、きっと頑張って行くに違いない。去年の白鳥や、今年生まれて成長したグレイ色の幼鳥に会いたいからだ。特にグレイ色の白鳥は着陸が不慣れで、あたふたと着陸するところを見るのが楽しい。それでも12月ぐらいになると、一人前な顔つきで着陸するようになる。

これから雁たちもいっぱい飛来して、そして雪が降って、それから雪が積もって、ひょっとしたら丹頂も飛来して、また見たこともない冬鳥を見つけたりして、雪が解ける頃にはそんな冬鳥たちも巣作りのために北に帰ってしまう。そうすると、今度はウグイスの鳴き声とともに春だ。梅に桜にメジロ。そうこうしていると鷺たちもいっぱい帰ってくる。あっちこっちで野鳥たちの子育てが始まる。暑い夏を迎える。気がつけば秋。葉は紅葉して目を楽しませる。多くの鷺たちはどこかへ飛んでいく。

繰り返しの中の繰り返し。

生まれたらひとつの寿命の中で生まれ死んでいくが、でも気に病むことはない。あなたの青春の時と同じように、それは忙しく、いつまでもいつまでも回っているから。

中海の鴨たち

撮影:Canon EOS7D EF300mm F2.8L USM

2011年10月7日金曜日

1955-2011


多くのイノベーションを起こしながら、こんなに業界を越えて多くの人に知られた人はいただろうか。

僭越ながら私は「ぶれない強い意志」の持ち主のイメージが強い。だから流行に流されず、もの作りにおいてイメージを具現化する際に様々な妥協を認めなかった。その結果がMacやiPod、iPhone、そしてiPadに結びついたと思える。

昔、彼がSonyに憧れがあると何かの本で読んだ時、なぜか日本人である自分が誇らしげに思えた。しかし、今では日本の家電産業はそのポジションから抜け切らなく、逆に日本人の方が憧れを抱いている人が多いのではないだろういか。

日本のもの作り。ものを作っているのに、作るところを人任せにしている。例えばコンピュータ。主要部品は台湾からの輸入だ。組み立ては中国だったりする。こう書くとApple社も同じじゃないかと言われるが、実は重要なところが違う。

Windowsを使うためのコンピュータは世界レベルで規格が標準化されている。これはMicrosoft社が成しえたことだ。Windowsを使うためにはその規格に沿って作らないといけない。だから日本メーカーが頑張っても他と同じようなコンピュータになる。製品の差別化ができないし、台湾では共通の部品が安く作っている。ならば台湾から部品を買ってきて組み立てようと。差別化はコンピュータの筐体デザインだけとなった。

その後、広くコンピュータが普及すると価格競争になる。筐体のデザインにこだわっていると一部の人には受けるが、製品の価格が高くなり多くは売れなくなる。価格競争で多く売れないのは致命的だ。だから撤退する日本メーカー出てくる。しかし、パナソニックは壊れにくい筐体デザインで、価格は高いけれど支持を得て生き残っている。

Apple社は基本ソフトのWindowsを使うためのコンピュータではない。AppleのMac OSで動くコンピュータだ。だから、単に標準化された部品を組み合わせるだけでは作れない。オリジナルな部分を企画開発しなければならない。ここがWindows系のハードメーカーと違う点だ。

そんなAppleだから浮き沈みがあった。だから浮かぶためにソフト面ではMac OSをUnix系として、Windowsのアプリは動かないけれどUnixなどからのアプリを移植しやすくしたり、ハードも多くをWindowsと同じにすることでハードコストを下げることができた。また、そのことでWindowsも動かすことができるようになった。

今ではコンピュータもスピードが速くなり、メモリも多く積むことができるので、Mac一台の中でMac OSもWindowsも両方動くようになった。両方の基本ソフトが動くのはMacの特徴ともなった。

そしてiPhoneやiPadも同じ考え方で展開を進めている。

ビジネスモデルを考える時、市場が形成される時は企業のオリジナルから始まる。市場が成長していくと製品やサービスが共通化されて、企業間での差別化が図れなくなり企業の淘汰が始まる。そして市場が落ち着く頃にはかなりの企業が抜けてしまう。

この誰もが知っている流れの中で、企業の姿勢を変えずに行ってきたApple社。だから市場が形成される時期は強く、成長していく段階では弱くなり、市場が落ち着いた時には強くなった。よくぞ姿勢を変えることなく貫いたものだ。

これからiPhoneやiPadの市場はGoogleが規格を標準化して成長していく段階だ。Apple社には辛い時代に入っていくが、強力な姿勢で貫いてもらいたいと思う。

松江城

撮影:iPhone4

2011年8月26日金曜日

福島県の田んぼ

先日、東北新幹線に乗って福島県郡山市に行きました。

初めて乗る東北新幹線のMAX。ホームで見ると妖怪の「ぬりかべ」みたいだ。かなり平面で背が高く四角ぽい。

自由席で乗ったので、人の流れに任せてホームから車両の中に入る。すると2階建てのMAXの1階のフロア?に入ってしまった。今から2階に上がっても席が空いてないといけないので、そのまま1階の席に座ることにした。

席に座ってみると、ちょうど窓枠の下側がフォームの高さと同じ。この高さはフォームに居る人たちを下から見上げる、少し押し込まれた空間を感じてしまう。今から2階に上がろうかと思っているとMAXは走り始めた。

さすが新幹線だと思う走りだ。音も静かにスーッと走り出し、小粋なレールの継ぎ目の音を立てて走る。実際に出しているスピードの割には揺れない車両。けっして一畑電鉄と比較はしてはいけない。

そして、しばらく乗っていて気がついた。外の景色が見えない。新幹線は高架を走るが、窓が高架の壁と同じ高さなのだ。見上げれば空は見えるが、景色や建物を見る楽しみがないのだ。一番の見晴らしのいいのがフォームに着いた時なのだ。これには閉口してしまった。

ある駅に着いた時、多くの人が降りた。そこで私は2階に上がってみることにした。上がると2階の席はすっかり空いていた。私は東側の席に座った。この方向は海がある。そして福島原発のある方向だ。実際、海まで距離があり過ぎて見ることはできなかったが、一面に田んぼが広がっていた。

こんなに広い田んぼは鷺や白鳥はきっと喜ぶだろうと思った。空から見ていて、どこに降りたら良いか迷うぐらいの広さだ。松江や米子では広がった田んぼは少ない。ここしかないかと諦めて降りている感じがあるからだ。

この広い田んぼを見ていると何だか涙が出てきた。多くの生きものが田んぼには住んでいる。もっと福島原発に近い田んぼには放射性物質があるかも知れない。人からは見えない小さな生きもの、鷺などの大きな野鳥など、人を含めて限りのないほどの生きものが危険に曝されている。誰がこんなことを望んだんだろう。

東北新幹線MAXから撮影


撮影:iPhone4

2011年8月25日木曜日

今日はテレビ取材でした!

マイクを付けてもらってテレビ取材。業務用ハイビジョンレンズがこちらを向く。
ズームが動いて、中のレンズが大きく見える。私の緊張の時。

取材の無線ピンマイク

撮影:iPhone4

2011年7月31日日曜日

伯耆古代の丘公園

今朝は鳥取県淀江にある、伯耆古代の丘公園の古代ハスを見に行きました。
時間は午前6時半の早朝です。

島根県簸川郡斐川町にある荒神谷遺跡は入場無料でしたが、伯耆古代の丘公園は大人300円の入場料が必要です。そのため入り口には建物が建っています。ここでお金を払って入ります。

中に入ってすぐの所に「古代ハスの園」がありました。
ここは40種の古代ハスが楽しめるそうです。

蓮の池です。ここは蓮の花を上から見られるようになっています。あれ?時期が遅いのか、咲いている蓮は少なく、咲いていても汚れた蓮の花です。せっかく開いている蓮の花を撮影するべく、早朝に行ったのに残念です。う~ん、蓮の花は7月上旬でしょうかねぇ。

それでもと、写真写りの良さそうな蓮の花を見つけて撮影をしました。私以外に来られている人は少なく、ちょっと残念な古代ハスの園でした。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF300mm F2.8L USM

2011年7月18日月曜日

定年後の仕事

私の知り合いの知り合いに、福島原発へ行く人がいる。定年後の仕事として行くらしい。日当は2万円で、後の面倒も見てくれるとのこと。本人は、もし十数年後に何かがあっても悔いはないらしい。私は身近なところでこんな話を聞くとは考えなかった。凄いショックだ。

確かに若いと、十数年後に何かがあった時は、一生を棒に振るほどの事になるが、定年後ならばその影響も低い。しかも、日本国に対して忠義を尽くしている気持ちにさえなる。

今後は定年がいつになるのか、それは65歳なのか、70歳なのか、自分の親を見ているとかなり頑張らないと年金支給までかなり遠く感じる。しかも、年金支給まで今の所得の保障はない。また、福島原発の事故が収束しなければ、いや、何十年も放射性物質が放射線を出し続けるならば、そこで従事する人たちは被爆を伴うので人員の交代は避けては通れない。

そんな事を考え始めると、徴兵制度みたいに70歳になったらお国のために福島原発へ行ってくれと、赤紙が、いやエコのイメージで緑紙が来るのを想像してしまった。そして緑紙を受け取って万歳三唱で公共職業能力開発施設経由で福島原発へ。この費用は消費税を増税して捻出か。

放射線は直ちに影響はないから、日本人の平均寿命が少し短くなるかも知れないけれど、年金制度の負担も少なくなる。胸に付けた線量計が200マイクロシーベルトと表示したらお役目が終わる。これで日本国が綺麗になるならば、そして次の世代のために貢献できると頑張ることができる。私はそんな定年後の仕事をイメージしてしまう。

それにしても、あと何年で被爆を伴う作業は終わるのだろうか。それまでに何人の人が被爆をしないといけないのだろう。

荒神谷遺跡の2000年ハス

撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM

2011年7月16日土曜日

二千年の時を超えた蓮の花

島根県簸川郡斐川町にある荒神谷遺跡(こうじんだにいせきあと)には2000年の時を超えて咲いている蓮があります。今日はその蓮を見に行きました。

荒神谷遺跡公園に入ると、ありました二千年ハスの案内文字が!右側の方向ですね。

少し歩くと、いきなり目の前にいっぱいの蓮が飛び込んできました。

こんなに多くの蓮の花を見るのは初めてです。ちょっと感動を押さえつつ、蓮の花をよく見ると蕾と花びらが落ちてしまった花ばかり。来た時期が遅かったのか、ちょっと残念です。

野鳥撮影で使うレンズに変えて蓮の花を撮影してみました。

あとで、管理されている人に話を伺うことができたのですが、蓮の花は日の出に咲き始めて、午前10時ぐらいになると蕾に戻るそうです。咲き方は朝顔と似てますね。それを4日間繰り返して、蕾に戻ることができなくなると、花びらが散ってしまうそうです。

この時は既に夕方でしたので、綺麗に咲いている蓮の花は無かったのです。咲いていても花びらが半分ぐらい散っていました。

この2000年ハスは、1951年に千葉県検見川で3粒の蓮の種発見されました。その同じ地層から発見された丸木舟が約2000年前だと分かり、同じ2000年前の種だと判断されました。そして1965年に蓮の花が咲き始めたそうです。今ではこんなにたくさんの蓮の花が咲いています。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF300mm F2.8L USM

2011年7月14日木曜日

国の暫定規制値を考える

放射性セシウムについて国の暫定規制値は・・・・
  • お茶1Kgあたり500ベクレル
  • さくらんぼ1Kgあたり500ベクレル
  • 牛肉1Kgあたり500ベクレル
  • 大根、里芋、白菜、レタス、ネギ、水菜も1Kgあたり500ベクレル
となっている。

食品から放射性セシウムが発見される度に1Kgあたり500ベクレルを下回るから安全とか、上回るから出荷を自粛しなさいとか、茶葉は食べないから数値が高くても大丈夫だとか、多くの物議を醸し出している。

さて、本当のところ何ベクレルまで安全なのだろうか。

先日、山形産のサクランボについてブログに書いたが、山形県の発表によると1Kgあたり10ベクレル前後。常識的に考えてさくらんぼを何十キロも食べる人はいない。しかも出荷時期は限られているから年間ではない。さくらんぼを1Kg食べる人は希であろうが、1Kg食べたとして10ベクレル体内被曝する覚悟が必要だ。それは体内から排出されるまで続く。

10ベクレルは1秒間あたりに放出される放射線数。先ずは胃や腸、血液に入り込んで1日あたり86,400回放射線を体内から直接受ける。でも、あまり心配することはない。全ての放射線が遺伝子を傷つけることがないからだ。それは矢で的を射るのと同じ。遺伝子に当たり傷つけなければ大丈夫だからだ。仮に傷つけたとしても少々の傷は怪我と同じく修復をする。

ただ、修復力は人によって異なる。花粉症で悩む人が全てでないように、人によって大きく異なる。特に細胞分裂の多い人は遺伝子に傷が付いていると危険だ。がん細胞になりやすい。それは妊婦や成長期の子どもたち。

だから、一律1Kgあたり500ベクレルと暫定規制値を設定するのはどうだろうと考えてしまう。また、それを下回るとか、上回るとかは意味がないと思えてしまう。10ベクレルでも、全てが的に当たってしまい、たまたま修復力が低下していたり、成長期の子どもであれば問題になるのではないだろうか。これは、どちらかというと確率の問題だと思う。

だから説明では1億人に何百人ぐらいしか、死なないから安全だという説明になる。これは誰が決めたのだろう。家族や友人がたまたま死ぬ側の方だったら許せるのか。

もっと考えると、我々はさくらんぼばかりを食べる訳ではなく、牛肉を食べたり、野菜も食べたり、お茶を飲んだりする。だから個々に1Kgでは変だ。全ての和でなければならない。

例えば夕食で牛肉を200g、野菜を100g、さくらんぼを200g、お茶を湯飲みで2杯。これを毎晩続けていると、総和で何ベクレル体内被曝するかが問題になる。そのあたりの説明が抜けているので、どれぐらい安全なのかがさっぱり分からなくなっている。

貴方は野菜や肉を1ヶ月あたりKg以上は食べないでください。年齢や性別などを考慮して癌になる確率は何パーセントを前提に暫定基準値はこれですとか。ここまで提示されると安心して食べることができる。

幸い、私の住んでいる地域は土壌が汚染をされてないみたいだ。だから、土壌からの外部被曝は考えないで済む。もし、土壌も汚染されているのであれば、体内被曝との足し算になって、5年先や10年先が心配になってしまう。年数は被曝量ではかけ算で、がん細胞が成長して発見されるのはまだ先になる。今はこれら全てに対して説明がないから、とても心配になるのだ。


撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4

2011年7月12日火曜日

燕の子

アスファルト道路に燕の子(ツバメ科ツバメ)たち。私が車で近づいても逃げません。このままでは燕の子を轢いてしまいそう。私は車を停めてすかさず燕の子にレンズを向けました。

燕の子はレンズにビックリしたのでしょう。私がレンズを向けると三羽いた燕の子は一羽になりました。一羽だけでもとシャッターを切りました。

この子も私が気になったみたいで、ちらっと私の方を見てパッと飛び立ちました。青く澄んだ空には三羽の燕の子が鳴きながら飛び回っていました。

撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2011年7月11日月曜日

山形産のサクランボ

私はサクランボが好きである。この時期になるとお店には沢山のサクランボがならぶ。それは山形産のサクランボやアメリカ産のサクランボなどだ。

毎年、私はお店でサクランボの入っているパッケージを手に取るのだが、その値段に躊躇をしてしまって、結局は買うことにはならない。昔、少し安いアメリカ産のサクランボを買ったことがあるのだが、私の記憶にあるサクランボの味ではなく、それからは買ったことがない。だから、いつもお店で見るだけなのだ。

ところが今年は山形産のサクランボが安い。近所のどの店でも200gのパッケージで298円で売っているのだ。そしてその横にはアメリカ産のアメリカチェリーが500円ぐらいで売っている。アメリカンチェリーの方が安いのだ。これにはビックリだ。

私はいつも中国産のサクランボの缶詰で我慢している。だから「これはチャンスだ」と思って買い、量を気にすることなく食べた。

実際、山形県のホームページでは県産農畜産物等の放射性物質検査について掲載されており、サクランボには放射性セシウムが10ベクレル/Kg検出などと記載されている。だから私は放射性セシウムをいくらか摂取しているかも知れない。

それにしても、この価格で放射性セシウムを気にしなければ、もっと何Kgも食べていると思う。ある意味、山形県のホームページに放射性セシウムが幾ら検出と書いてあるから、覚悟をして食べることができる。もし何も書いてなかったら、山形産のサクランボが安くなっていても買ってなかっただろう。

あとは、どこまで食べる量を抑えることができるかが問題だ。私は愛煙家ではないが、これは愛煙家の悩みに似ているかも知れない。

※1ベクレルは1秒間に1回原子核が崩壊して放射線を放つ。単位はBqで示す。セシウム134なら2年間で半分の放射線量に、セシウム137なら30年で半分の放射線量に半減する。食べ残したサクランボの種にセシウムがあると、生ゴミで燃やして空気中に拡散か汚泥として近くに埋められる。食べても捨てても生活環境にも影響を与える。

山形県(県産農畜産物等の放射性物質検査について)

洗ったサクランボ、左手に持って撮影。だからピントが甘い!

撮影:Canon EOS 7D EF100mmF2.8マクロ

2011年7月10日日曜日

アオサギも暑い!

気温は30度越えの日々。野鳥も暑くて堪りません。今年もアオサギの「暑くてやってられないよ!」の姿を見ることができました。

田んぼで汗をかくアオサギ。正確には犬と同じで、口を開けてハアハアしています。見ている私も暑さが増します。

私がもう少し離れると、田んぼの中の案山子みたいに手(羽)を広げて暑さを凌ぎ始めました。サラリーマンなら、上着を少しでも広げて暑さを我慢する感じでしょうか。

去年、この姿を初めて見つけた時はビックリしましたが、今年も見ることができて何だか嬉しいです。この姿は私の風物詩のひとつになりそうです。

撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2011年7月9日土曜日

安来から見る夏の大山

島根県安来市。今日は夕方でも暑かったですね。

安来から鳥取県の大山が見えます。 大山は写真中央です。

 
レンズでズームアップしてみると、大山が分かりましたでしょうか(笑)
安来のこの場所は冬になると数多くの白鳥が飛来します。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4

境港から見た大山

鳥取県境港市から見た本日の大山です。

梅雨も終わり、空はすっかり夏模様。

同じ日の「安来から見る夏の大山」はこちら

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4

2011年7月4日月曜日

経島の海猫

島根県出雲市の経島(ふみしま)はウミネコの繁殖地で有名です。前回は2010年3月末に行きました。一年と3ヶ月ぶりの経島です。経島の近くには日御碕灯台があります。

経島に行くと、空いっぱいに海猫が飛んでいました。今年生まれた幼鳥もいます。幼鳥は色が茶色なので一目瞭然です。

望遠レンズで撮影すると過密に飛んでるように映ります。空中衝突しないのが不思議なぐらいですね。

飛んでいない海猫も密集度が高いです。

日御碕はこの撮影位置からは経島の右側に見えます。この写真の中央右に日御碕灯台のレンズ部分が見えます。

撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4,EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X