- お茶1Kgあたり500ベクレル
- さくらんぼ1Kgあたり500ベクレル
- 牛肉1Kgあたり500ベクレル
- 大根、里芋、白菜、レタス、ネギ、水菜も1Kgあたり500ベクレル
食品から放射性セシウムが発見される度に1Kgあたり500ベクレルを下回るから安全とか、上回るから出荷を自粛しなさいとか、茶葉は食べないから数値が高くても大丈夫だとか、多くの物議を醸し出している。
さて、本当のところ何ベクレルまで安全なのだろうか。
先日、山形産のサクランボについてブログに書いたが、山形県の発表によると1Kgあたり10ベクレル前後。常識的に考えてさくらんぼを何十キロも食べる人はいない。しかも出荷時期は限られているから年間ではない。さくらんぼを1Kg食べる人は希であろうが、1Kg食べたとして10ベクレル体内被曝する覚悟が必要だ。それは体内から排出されるまで続く。
10ベクレルは1秒間あたりに放出される放射線数。先ずは胃や腸、血液に入り込んで1日あたり86,400回放射線を体内から直接受ける。でも、あまり心配することはない。全ての放射線が遺伝子を傷つけることがないからだ。それは矢で的を射るのと同じ。遺伝子に当たり傷つけなければ大丈夫だからだ。仮に傷つけたとしても少々の傷は怪我と同じく修復をする。
ただ、修復力は人によって異なる。花粉症で悩む人が全てでないように、人によって大きく異なる。特に細胞分裂の多い人は遺伝子に傷が付いていると危険だ。がん細胞になりやすい。それは妊婦や成長期の子どもたち。
だから、一律1Kgあたり500ベクレルと暫定規制値を設定するのはどうだろうと考えてしまう。また、それを下回るとか、上回るとかは意味がないと思えてしまう。10ベクレルでも、全てが的に当たってしまい、たまたま修復力が低下していたり、成長期の子どもであれば問題になるのではないだろうか。これは、どちらかというと確率の問題だと思う。
だから説明では1億人に何百人ぐらいしか、死なないから安全だという説明になる。これは誰が決めたのだろう。家族や友人がたまたま死ぬ側の方だったら許せるのか。
もっと考えると、我々はさくらんぼばかりを食べる訳ではなく、牛肉を食べたり、野菜も食べたり、お茶を飲んだりする。だから個々に1Kgでは変だ。全ての和でなければならない。
例えば夕食で牛肉を200g、野菜を100g、さくらんぼを200g、お茶を湯飲みで2杯。これを毎晩続けていると、総和で何ベクレル体内被曝するかが問題になる。そのあたりの説明が抜けているので、どれぐらい安全なのかがさっぱり分からなくなっている。
貴方は野菜や肉を1ヶ月あたりKg以上は食べないでください。年齢や性別などを考慮して癌になる確率は何パーセントを前提に暫定基準値はこれですとか。ここまで提示されると安心して食べることができる。
幸い、私の住んでいる地域は土壌が汚染をされてないみたいだ。だから、土壌からの外部被曝は考えないで済む。もし、土壌も汚染されているのであれば、体内被曝との足し算になって、5年先や10年先が心配になってしまう。年数は被曝量ではかけ算で、がん細胞が成長して発見されるのはまだ先になる。今はこれら全てに対して説明がないから、とても心配になるのだ。
撮影:Canon EOS 7D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4
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