今年もいつの間にか冬鳥たちの季節になった。去年のブログを見ると10月末には白鳥たちも飛来していた。もうそんな季節になったと思うのと同時に、一年が年々と早くなると感じる。
今年は仕事が忙しく、冬鳥の撮影に行けるのだろうかと不安になるが、きっと頑張って行くに違いない。去年の白鳥や、今年生まれて成長したグレイ色の幼鳥に会いたいからだ。特にグレイ色の白鳥は着陸が不慣れで、あたふたと着陸するところを見るのが楽しい。それでも12月ぐらいになると、一人前な顔つきで着陸するようになる。
これから雁たちもいっぱい飛来して、そして雪が降って、それから雪が積もって、ひょっとしたら丹頂も飛来して、また見たこともない冬鳥を見つけたりして、雪が解ける頃にはそんな冬鳥たちも巣作りのために北に帰ってしまう。そうすると、今度はウグイスの鳴き声とともに春だ。梅に桜にメジロ。そうこうしていると鷺たちもいっぱい帰ってくる。あっちこっちで野鳥たちの子育てが始まる。暑い夏を迎える。気がつけば秋。葉は紅葉して目を楽しませる。多くの鷺たちはどこかへ飛んでいく。
繰り返しの中の繰り返し。
生まれたらひとつの寿命の中で生まれ死んでいくが、でも気に病むことはない。あなたの青春の時と同じように、それは忙しく、いつまでもいつまでも回っているから。
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中海の鴨たち |
撮影:Canon EOS7D EF300mm F2.8L USM
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