日曜日の朝刊に鳥取県米子市内で、死んだコハクチョウの幼鳥から高病原性鳥インフルエンザ(H5N1亜型)が確認されたと載っていた。これはショッキングなニュースだ。発見されたのは幼鳥の一羽だけれど、水禽であるコハクチョウは発病しないのではなかったのだろうか。
そして死んでいるコハクチョウが発見されるのも希な話であると思う。あんなに多くの白鳥が飛来しているのに自然死で死んでいる白鳥を目にする機会はない。死んでしまうとすぐにカラスなどの他の野鳥や動物に食べられてしまうからだと思われる。だから、これは何かの前兆ではないかと気になってしょうがない。
実は先月末に白鳥を撮影したときに思ったことがある。去年よりもグレイ色したコハクチョウの幼鳥が少なく感じたのだ。実際には数を数えていないから根拠はないのだが、去年と同じ場所で望遠レンズを覗いたときに、そこに写る幼鳥が少ない。たまたま去年は幼鳥が多かったのか?
幼鳥はまだ離着陸が下手だ。去年は幼鳥の躊躇する離着陸する姿をテーマの一つにして撮影していた。今年はそんな写真が撮れなかった。まあ、時間帯とか撮影回数が違ったからだと思うようにしていたが、ニュースを読むと頭の中でいやな妄想がつながる。ただの心配に終わって欲しい。
今年11月に撮影。右側のグレイ色の白鳥が幼鳥。今年、ユーラシア大陸で生まれて日本に渡ってきたと思う。私が撮影する写真では去年よりも写っている数が少ない。この写真は私とって貴重な一枚。
撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X
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