電子書籍の販売を開始したとか、電子書籍を読むための端末を発売したとか、はたまた業務提携をしたとか、今月は話題に事欠かない。
電子書籍端末関連ではソニーのReaderとシャープのGALAPAGOSが今月の話題だ。
ソニー Reader
Pocket Edition 5インチ(モノクロ電子ペーパー)
Touch Edition 6インチ(モノクロ電子ペーパー)
シャープ GALAPAGOS
モバイルモデル 5.5インチ(カラー液晶)
ホームモデル 10.8インチ(カラー液晶)
ソニーは以前から米国で電子書籍端末を発売していた。だからアマゾンのKindleと競合をしてきているだろう。スペックはKindleに近いものを感じる。シャープは以前から日本国内で電子書籍端末を発売していた。日本語に適したオリジナルの書誌フォーマットXMDFを開発している。それぞれの生い立ちの違いが商品のコンセプトの違いとなっている。
Kindleを意識しているソニーに対して、アップルのiPhoneやiPadを強く意識したシャープ。どちらが市場に受け入れられるのだろうか。
電子書籍端末は電子書籍があっての端末。当然、多くの電子書籍が読める方が勝ち残れる可能性が高くなる。だから、どこも一生懸命に電子書籍の充実化を考えている。
実は電子書籍の充実の縛りから解放されている電子書籍端末がある。そう、iPadやiPhone、Android携帯、そしてパソコンだ。これらの端末はインターネットやゲームなどを楽しむ端末としても存在している。そう考えるとソニーReaderやシャープGALAPAGOSは競争力は弱いと思われる。もちろん時系列と共に電子書籍が充実すれば弱点はなくなるかも知れない。ちなみにiPadは来年の2月に新型が発売されると噂がある。
電子書籍を読むために、どれだけ端末にお金を使えるか。同じお金を使うならば他の目的でも使えた方が購入しやすいと思うのは私だけだろうか。何れにしても日本メーカーには頑張って世界市場を制覇してもらいたいと願う。
iPad |
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