2010年10月19日火曜日

中海のミサゴ(鶚)

今のところ野鳥の撮影ペースは週に1回あるかないか。撮影時間は1時間程度。ブログに掲載している写真はその時に撮影した写真を小出しにパラパラと掲載している。だから最長で一週間遅れの掲載だ。

本日の写真はミサゴ。タカ目ミサゴ科。撮影場所は中海。


中海に出かけると、高いところを白っぽい大きな鳥が飛んでいる。望遠レンズで確認すると足には魚。その鳥はミサゴと分かる。たまにトビが魚を掴んで飛んでいることがあるけれど、それは希だ。

初めてミサゴが魚を捕まえているところを目にした時はビックリした。

その時は鴨を望遠レンズで撮影していたのだが、鴨の後方でドブンと何かが川に落ちた。一瞬何が起きたか分からず、レンズを覗くのを止めて直接目で確認をすることにした。鴨は慌てることなく平静だったが、その先には羽が水面から少し見えたり沈んだり。鳥が溺れている様に見えた。偉いことになったと思った。

直接目で見るよりは望遠レンズで見る方がよく分かるので、望遠レンズを向けて確認をすることにした。まあ、溺れている鳥には悪いが、被写体としてシャッターを切った。続けてシャッターを切っていると水面から鳥が羽ばたきながら飛び立った。それはミサゴだった。

なんと大胆な漁だろう。しっかり足にはお店で売っているような大きな魚を掴んでいた。

少し高度が高くなったところで、ブルブルと体に付いた水を切り始めた。そしてそのまま林の方向へ飛んでいった。鴨はこのミサゴの漁になれているのだろう。ビックリすることもなく、ミサゴを全く気にしていない。私はこのシーンに感動してしまった。それからミサゴを見る度に撮影をすることにした。


しかし、EOS 50Dだとオートフォーカスが追いつかない時があった。でも、このEOS 7Dはしっかりとピントを合わせ続けてくれる。購入金額はEOS 50Dを買った価格よりも安く買ったのに高性能。日々の技術の進歩に改めて感心してしまう。この調子だと十年ぐらい先はどうなっているのだろう。あまり考えなくても撮影ができてしまうのだろうか。

まだデジタルカメラが無かった時代は、今ほど綺麗に高感度撮影することも出来ず、まして十分な望遠レンズも無かっただろう。そんな時代の野鳥撮影はとても大変だったと思う。今ではそこまで苦労はしなくても、そこそこに野鳥たちを撮ることができる。これから先はどうなるか。技術の進化がとても楽しみだ。

撮影:Canon EOS7D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

0 件のコメント:

コメントを投稿