2010年8月13日金曜日

歩く歩く

長期出張で東京だった頃。それは数年前。明らかに運動不足で運動をしないといけないと思いました。そうだ歩こう。

歩くために万歩計を買って、歩数が分かることを楽しみに休みの日は歩きました。

よく歩いたコースは秋葉原から湯島聖堂、御茶ノ水駅で曲がって三省堂書店経由で皇居東御苑。折り返して帰ると2万歩以上になります。3万歩近くなると足が痺れてくる事をその時に知りました。ふと回る寿司屋に入って休憩もしました。

あと上野駅と入谷経由で浅草へ行くコースも好きでしたが、御茶ノ水駅の周辺には本屋さんや楽器屋さんが多く、散策するのには刺激がいっぱいあって楽しかったです。

そんな生活を東京でして山陰に戻ってくると、私の歩く意識が変わりました。

そう、以前は1Kmも離れていると車で移動するのは当然でしたが、今は少し考えます。歩いて行ける距離なのかと。無理がないと思えば積極的に歩きます。例えば天気や時間などが許せば、松江駅から一畑電車の松江しんじ湖温泉駅ぐらいまでなら躊躇なく歩けます。

よく都会は歩けるけど、地方は歩くぐらいでは景色が変わらないのでつまらないと聞きますが、野鳥が好きな私には楽しみがいっぱいです。

歩いていると鳥の囀りが聞こえてきます。また、飛んでいる鳥を目にします。これが楽しい。

囀りで鳥の名前を浮かべる、飛んでいる鳥を見て餌場はどこにあるかを考えます。また環境についても考えたりします。そう、人の多いところはハクセキレイが姿を見せますし、季節によってはツバメが飛びます。カラスやハトだって姿を見せる。それらを含めて環境を考え始めると飽きることのない歩きになります。

信号機だってカッコウやコチドリの鳴き声を真似ます。多くの音の中に野鳥の声。

もし、田んぼが目の前に広がり始めたら、それは大きな幸せ。そこには多くの野鳥を育てるための数知れない虫や蛙、落ち穂などがあって生命の営みの素晴らしさを感じさせてくれます。風が吹けば風の道も稲が教えてくれます。

時間が許せば1時間でも2時間でも歩いていたい。そんな気持ちになります。せっかくの自然の恵み。その中を車で走るのはもったいないです。

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