カメラ機材がフィルム(銀塩)からデジタルへ変わって何が嬉しいかと言えば、それは撮影コストです。
フィルムカメラの場合だと、36枚撮りカラーフィルム安価な物で400円ぐらい。プリントなしで現像だけか、安価なプリントサービスで500円ぐらい。36枚撮影で900円ぐらいのコストが発生します。
また、カラーフィルムではなく、リバーサルフィルムだともっと値段が高くなって、36枚撮りで800円、現像が800円ぐらいで1,600円以上はかかった気がします。それ以上の高いフィルムや現像を望めば2,000円以上になりました。
そして、5万枚撮影したとすると、約1,388本のフィルムを使ったことになります。
カラーフィル安価コースで1,249,200円、普通のリバーサルフィルムで2,220,800円の計算になります。
さて、何年で5万枚の撮影になるのか。それは人によって違うでしょう。私の場合は野鳥撮影するまでは月平均で100枚も撮ってなかったと思いますが、かなり早く到達しそうです。
その気になって撮り始めるとカメラ機材よりも、フィルム換算の撮影コストの方が凄いことになりそうです。
私はプロとアマチュアの大きな違いは撮影枚数だと、中学生の時に単純に考えていました。だって、たくさん撮るとシャッターチャンスの良い写真は確率として増えます。特にプロの写真家がスタジオ撮影で女性を撮っているシーンなどをテレビで見かけると、バシバシ撮っていましたから、なおさらそんなイメージありました。
今ではデジタルカメラになって、フィルムコストを考えずに撮影ができます。カメラ機材の高い安いの違いはあるけれど、フィルム代を気にしないで撮影ができるようになりました。その意味ではプロとアマの境界線が薄くなったと思えます。
アマがプロの領域に多く入り込んでくる。また、プロはアマが増えることで地位が押し上げられる。そして、カメラや写真に関するビジネスが今まで以上に活性化する。
写真のプロも仕事の価値観を変える時代に来たと思える次第です。
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