そう、セシウム137は30年も放射線を出し続ける放射性物質。そんな恐ろしいセシウム137が杉花粉みたいに風に乗り空から落ちてくる。そして雨などで水路や川を流れて池や海へ。チェルノブイリの原発事故も風に乗って広範囲に広がった。残念ながらセシウム137が確認されてしまい、これから大きな問題となってくるだろう。
水や農作物、そしてそれらを食する鳥や豚や牛。そして魚類も。すべてが食物連鎖で切ることができない。例えば水にセシウム137が少なくても、野菜にセシウム137が少なくても、それらを食した生物はより多くの内部被曝することになる。それが食物連鎖であり、環境破壊というものだ。
だから少しでも早く、水や土を守るためにも、元になる放射性物質をセメントなどで埋めることを検討してもらいたい。それは大きな石棺となるかも知れないが、遅くなればなるほど多種多様の生物たちにセシウム137が広がる。そして食物連鎖の頂点にいる人間にセシウム137が累積する。既に時間との勝負だと思う。また、放射性物質のプルトニウム239の半減期は2万4000年ということも忘れてはならない。
福島第1原発にある3号機はMOX燃料を使っている。そのため原子炉と使用済み核燃料プールにMOX燃料が存在する。これはアクチニドの量が大きいため、外部に放出されればウラン燃料よりも潜在的ガン死が高く、110Kmの広範囲にわたって影響を及ぼすと言われている。
土と水を守ろう! |
撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM
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