トビはピーヒョロロと鳴きながら羽を広げたまま空を飛んでいます。それに比べカラスは羽ばたいて飛びます。さて、この違いは何でしょうか?
太陽が出ると太陽熱で地表が熱せられます。地表に近い空気が暖められて上空へと上がります。これが熱気泡です。
トビはこの熱気泡を羽を広げてキャッチして熱気泡と一緒に空へと上がっていくのです。大変エコな野鳥です。
熱気泡をキャッチして上がっていく為には、熱気泡の周りを回るようにして飛びます。決してエレベータみたいに垂直に上がって行く訳ではありません。
ある程度まで上がると次の熱気泡へ乗り換えます。この時少し羽を動かしているかも知れません。また、次の熱気泡へ移るまでに高度が下がりますが、熱気泡をキャッチするとすぐに円を描きながら上へと上がっていきます。
見ていて優雅なトビの飛行は熱気泡をうまく活用した飛び方なのです。これに嫉妬してカラスがトビにちょっかいをするかも知れませんね(笑)
あなたの側に熱気泡はありますか?
ちょっかいをするカラスは?
なんちゃって。
撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM(写真は電線に留まっているトビを撮りました)
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